サトウキビ白葉病に対する総合防除体系を確立するための調査研究

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
H28-0024 2016年05月 - 2016年08月 タイ

成果の概要

病害虫防除プロジェクトでは、本中長期計画期間(平成28〜32年度)中に、媒介虫の生態に基づく健全種茎増殖圃場への病原体侵入リスク抑制を基盤技術とした、サトウキビ白葉病の総合防除体系を確立することとなっている。計画通り研究を進捗させるためには、前中期期間中(平成23〜27年度)に開発した低リスク種茎増殖法に関する実証試験を、今年度10月頃までに開始する必要がある。本出張では、圃場調査等によって実証試験圃場の設営候補地を選定するなどの作業を行い、試験の準備を終えることができた。また、本プロジェクトでは、白葉病の総合防除体系を構築するために必要となる、殺虫剤施用技術を開発することとなっている。今回の出張では、そのために必要となる、殺虫剤の残効期間を推定する実験の計画および媒介虫の個体群動態調査法を確立することができた。このほか、タイ側のカウンターパート候補と本中長期計画期間における研究契約に関する打ち合わせを行い、大筋で合意することができた。

タイ

関連するページ