日本への導入と栽培のはじまり

明治時代半ばにマンゴーの実は持ち込まれていた


 日本にマンゴーが持ち込まれたのは、明治時代の半ばだそうですが、その頃は種子で持ち込まれたために品種名の記録もなく、実生繁殖による苗が育てられていたといわれています。フロリダで育成された優良品種( ‘Haden’などの4品種)が、ハワイ大学から沖縄県に導入されたのは1958年のことでした。しかし、栽培に成功せず、日本におけるマンゴー栽培は定着しませんでした。1980年代に入ってから、ハウス栽培の導入により、ようやく安定して果実をつけることができるようになり、国内マンゴー生産の第一歩が踏み出されました。


国際農研 / JIRCASマンゴー遺伝資源サイト / マンゴーミニ事典