日本のマンゴー輸入量

輸入量は約8500トン、国内生産量の約2.5倍


 日本でも施設を利用したマンゴー栽培が少しずつ広がっていますが、国内生産量よりはるかに多くの量を輸入しています。2013年のマンゴー青果の輸入量は8,589 トンでした。輸入先のトップはメキシコで年間3,569 t(全体の約42%)、次いでフィリピンの1,733 t(同約20%)、そしてタイの1,309 t(同約15%)です。(図3)

 輸入されるマンゴーの品種は国よって、さまざまです。メキシコからは ‘ヘイデン(Haden)’ ‘ケント(Kent)’ ‘ケイト(Keitt:本サイトの「品種詳細情報」では「キーツ」と表記)’が輸入されています。フィリピンからは ‘マニラスーパー(Manila super:品種カラバオの商品名)’ 、タイからは ‘ナンドクマイ(Nam-Dorkmai)’ ‘マハチャノ(Mahachanok) が輸入されています[参考文献:2013年度輸入青果物統計資料]。マンゴー青果の日本への輸入にあたっては、現地で蒸熱処理を行い、植物検疫を受けることが必須です。

注:品種名の日本語表記、英語表記は「2013年度輸入青果物統計資料」に従って記載したため、本サイトの「品種特性情報シート」とは表記の仕方が異なる場合があります。

図3 マンゴーの輸入量
(日本青果物輸出入安全推進協会
「2013年度(平成25年度)輸入青果物統計資料」より作図
http://fruits-nisseikyo.or.jp/publicity_statistics.html)


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