形態と特徴:果実と種子

私たちが食べているのはどの部分?



マンゴーの果実断面

 マンゴーは、「核果」と呼ばれる果実のなかまです。「核果」とは、”果皮や果肉が硬い核(殻)を取り巻き、核の中に種子がある””、そんな構造を持つ果実の総称です。モモ、サクランボ、アーモンド、コーヒーなども核果です。 通常、「外果皮」はきれいな色を持ち、「中果皮」は厚い多肉質になって糖分や脂肪などの栄養素を蓄えることで美味しそうな芳香や味を備え、種子を散布してくれる動物などを誘引しているのです。

 マンゴーの果実は、形態学的には3つの部分からなっています(写真)。すなわち、
1)外側の果皮(形態学的には「外果皮」)
2)私たちが食べている果肉(形態学的には「中果皮」)
3)一般に”種子”とよんでいる部分(形態学的には「内果皮」と「胚」
です。


国際農研 / JIRCASマンゴー遺伝資源サイト / マンゴーミニ事典