【国際農研メルマガ 1月号】 若手外国人農林水産研究者表彰 募集中

JIRCASメールマガジン

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【国際農林水産業研究センター メールマガジン 第102号】
                  (2022年1月号)
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第16回 若手外国人農林水産研究者表彰 (Japan Award)、募集中です。
開発途上地域の農林水産業に関する研究開発について、優れた功績を挙げた若手外国人研究者を表彰します。 
受賞者には、表彰状及び5千米ドルの報奨金授与、そして、2022年に開催予定の表彰式出席のため日本に招へいします。 
https://www.jircas.go.jp/ja/young_award/2022

多数のご応募お待ちしております。
身近に候補となる方がいましたら、ぜひ案内してください。

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■最新トピックス
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●アジアモンスーンモデル植物工場システムの社会実装に着手
高温多湿地域向けアジアモンスーンモデル植物工場システムの社会実装に向けた活動成果報告会を12月9日に開催しました。 
植物工場システムの社会実装ワーキンググループを民間企業との連携により形成し、東南アジア等への植物工場システムの推進を支援します。 
https://www.jircas.go.jp/ja/release/2021/press202121

●2021年農業技術10大ニュースに「BNI強化コムギの開発」が選定
農林水産省「2021年農業技術10大ニュース」の第7位に国際農研の研究成果「地球にやさしいコムギ新品種を開発-窒素肥料を減らしても収量維持-」が選定されました。 
https://www.jircas.go.jp/ja/reports/2021/r20211224

●BNI強化コムギの温室効果ガス削減効果をLCAで評価
2050年までの開発目標である土壌の硝化抑制率40%のBNI強化コムギは、窒素利用効率を16.7%向上、施肥窒素量を15.0%削減可能と試算されました。 
上記BNI強化コムギを、世界のコムギ生産地域の3割に導入した場合、LCAでは窒素肥料由来の温室効果ガスを9.5%削減可能と推定できました。 
https://www.jircas.go.jp/ja/release/2021/press202119

●水産領域の松本有記雄研究員が岩手県知事賞を受賞
受賞タイトル「荒天時のアワビの一斉産卵を促している可能性があるフェントン反応」
アワビは台風通過後に放卵・放精するとの浜の常識を科学的に解明したことが評価されました。
https://www.jircas.go.jp/ja/reports/2021/r20220112

●礒田博子監事が第17回JICA理事長賞を受賞
国際協力機構(JICA)では、毎年、国際協力事業を通じて開発途上国の人材育成や社会・経済発展に多大な貢献をされた個人・団体に対し、その功績を讃え、表彰しています。 
礒田監事は、筑波大学 生命環境系/地中海北アフリカ研究センターに所属されており、北アフリカ地域への長年の貢献に対する受賞です。 
https://www.jircas.go.jp/ja/reports/2021/r20211214

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■国際農研発の新技術・研究成果
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2021年は食料システムサミットや栄養サミットで食に関して関心が高まりました。
2022年は、第8回アフリカ開発会議(TICAD8)。チュニジアでの開催が予定されています。 
今回は、国際農研がアフリカで行った研究成果4例を紹介します。

●アフリカにおけるサバクトビバッタの体温調節行動に基づく行動予測モデル
アフリカで大発生するサバクトビバッタの群生相の幼虫は、日中、サハラ砂漠において集団移動します。幼虫は周囲の温度に応じた行動をとり、体温調節しています。 
この体温と行動との関係を組み込んで開発したバッタ専用のモデルを用いると、気象情報から体温を推定し、行動が予測可能になります。 
https://www.jircas.go.jp/ja/publication/research_results/2020_b09

●エチオピアの共有林維持管理には協力行動の意義に関する情報提供が欠かせない
エチオピアティグライ州の農民は、エチオピア高原の共有地を利用しながら、保全するための協力行動を行っています。 
このような農民による共有林保全活動を持続的に行うためには、協力行動の意義に関する情報提供を行う必要があります。 
https://www.jircas.go.jp/ja/publication/research_results/2020_a06

●モザンビーク飼料資源を用いた発酵TMR給与は牛乳生産量と収益性を向上させる
モザンビーク南部で入手できる飼料資源を活用して良質な発酵TMR(混合飼料)を調製できます。 
発酵TMRを給与することで、慣行的な飼養法に比べてジャージー種乳牛の採食量と消化率を改善し、乳生産量と収益性を向上できます。 
https://www.jircas.go.jp/ja/publication/research_results/2020_b05

●モザンビークにおける乳牛飼養の存立条件を反映した耕畜複合経営計画モデル
モザンビークの小規模農家による乳牛飼養の存立条件を解明し、耕畜連携を通じて効率的に食料と飼料の確保、リスク分散、所得向上等を達成するための複合経営計画モデルを作成しました。 
同モデルは、乳牛飼養の定着と耕畜連携の促進に向けた意思決定支援に有効です。
https://www.jircas.go.jp/ja/publication/research_results/2020_b06

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■刊行物
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●JARQ(Japan Agricultural Research Quarterly)にてCGIAR特集号がオンライン公表 
CGIARが2021年に設立50周年を迎えることを機に、CGIARの15機関における日本・日本人研究者の科学的貢献とその主要な成果を取りまとめました。 
https://www.jircas.go.jp/ja/program/proc/blog/20220106

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■投稿記事募集
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海外での出来事、タイムリーな現地情報など、皆様からの投稿もお待ちしております。 
記事の投稿は、所属と名前(匿名もOK)、タイトルを明記の上、
koho-jircas@ml.affrc.go.jp までお願いします。
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 〒305-8686 茨城県つくば市大わし1-1 電話:029-838-6707
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刊行年月日
作成者 国立研究開発法人国際農林水産業研究センター
オンライン掲載日
国立情報学研究所メタデータ主題語彙集(資源タイプ) Article
102
言語 jpn

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