菊池康紀准教授がプロジェクトリーダーを務めるJST「共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)」の研究拠点が、本格型(共創分野)への昇格プロジェクトに採択されました

国立研究開発法人科学技術振興機構(以下JST)が公募する「共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)」の育成型(共創分野)プロジェクトとして2020年12月に採択されていた当拠点が、本格型(共創分野)への昇格プロジェクトとして採択されました。

地域の持続的な発展のためには、ネットゼロカーボンへの取り組みが、環境・生態系、食料生産、雇用、伝統・文化の発展など地域の豊かさに繋がるビヨンド・“ゼロカーボン”を目指す必要があります。この実現には、最新の科学・技術的アプローチを活用した地域固有の条件に応じた最適なシステムの設計、さらに地域知(特長や情理)を有する地域の人々、最先端の知を有する研究者、技術と実行力を有する技術者・企業間の連携、つまり、産・学・公の共創が極めて重要です。本拠点では、技・知・人が有機的かつ高度に産学公の間で循環し合えるCo-JUNKANプラットフォームを開発・実装します。ここでは、多種の技術や知に関するデータへアクセスできる情報基盤RE-CODEを実装し、異なる世代や立場の多様な人々が互いに学びあうCo-learningの場において活用していくことで、将来の社会を先制的に描き実現していくことを可能とします。特に、Co-learningの実践・実証、交通・エネルギー、農林業GX、エネルギー需給構造など、ビヨンド・“ゼロカーボン”に不可欠な技術システムの開発・地域実証等を、岩手県、和歌山県、佐渡市、西之表市、中種子町、南種子町、クィーンズランド州などの地域サテライトで実施していきます。

(1)プロジェクト名称・内容

「ビヨンド・”ゼロカーボン”を目指す”Co-JUNKAN”プラットフォーム研究拠点」

(2)参画機関(順不同)

大学等研究機関 東北大学、千葉大学、信州大学、和歌山大学、岩手県立大学、芝浦工業大学、早稲田大学、農業・食品産業技術総合研究機構、国際農林水産業研究センター
企業等 出光興産株式会社、新光糖業株式会社、Solariant Capital株式会社、株式会社日本触媒、SequencEnergy株式会社、株式会社DGネットワーク、株式会社タクマ、日揮グローバル株式会社、住友林業株式会社、常石造船株式会社、一般財団法人エンジニアリング協会、一般社団法人デジタルグリッドコンソーシアム
自治体等 岩手県、和歌山県、佐渡市、西之表市、中種子町、南種子町、クィーンズランド州

(3)プロジェクト代表者

プロジェクトリーダー 菊池 康紀
(東京大学未来ビジョン研究センター・准教授)
副プロジェクトリーダー 小原 聡
(東京大学未来ビジョン研究センター・特任准教授)
樫山 昭彦
(東京大学未来ビジョン研究センター・特任研究員)
(出光興産株式会社サステナビリティ戦略室企画課長)
幹事組織の長 城山 英明
(東京大学未来ビジョン研究センター・センター長)
(東京大学公共政策大学院・教授)
(東京大学法学政治学研究科・教授)
拠点運営機構の設置責任者 大久保 達也
(東京大学 理事・副学長)