吸水性素材の製造方法

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第4期中長期計画 » 高付加価値化
出願国 登録番号 出願年月日 登録年月日 満了年月日
日本 6281074 2016年02月09日 2018年02月02日 2030年04月20日

概要

目的

天然由来の多糖であるキサンタンガムやカラヤガムは水溶性であり、澱粉同様、水を吸水したときに溶解するため取り扱いが難しい。この問題を解決するため、天然由来の多糖を吸水性素材として利用するためには、一般に、天然素材からの抽出、精製という操作を必要とし、さらにカラヤガムやキサンタンガムのように、素材を不溶化するために加工処理を必要としている。今日、天然由来の吸水素材に関して、素材の入手の容易さと加工処理を付加することなく、ランニングコストを低減できるものが求められている。
本発明者らは天然由来の吸水素材について研究を進めた結果、これまで利用されることなく廃棄されていたオイルパーム由来の樹木組織が、高い吸水性を有することを見出した。

効果

本発明の吸水性素材は、天然由来の素材であり、動物用のし尿処理、飼料添加剤、農園芸用資材等、種々の分野で利用可能である。
なお、キサンタンガムやカラヤガムとは異なり、加熱処理等を行う必要がないので安価に製造することができる。

その他

特願2010-97436 (P2010-97436)の分割(原出願日:2010年4月20日)

特許公報
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