クロストリジウム属微生物を利用したセルロース分解酵素の生産方法及びクロストリジウム属微生物の培養増殖方法
出願国 | 登録番号 | 出願年月日 | 登録年月日 | 満了年月日 |
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日本 | 5352882 | 2009年12月04日 | 2013年09月06日 | 2029年12月04日 |
概要
目的
セルロース資化能を有し、セルロース分解酵素を分泌するクロストリジウム属微生物を培養して、菌体密度を高め、大量にセルロース分解酵素を生産させる方法を提供する。
効果
本発明のセルロース分解酵素の生産方法では、セルロース資化能を有しセルロース分解酵素を分泌するクロストリジウム属微生物の培養中にクロストリジウム属微生物が資化可能な炭素源を消化した後、炭素源を添加する操作を繰り返すことを特徴とする。この操作により、培地中の菌体密度を高めることができるだけでなく、セルロースに吸着しているセルロソーム及び/又はセルロース分解酵素を培養液中に放出させることができる。この結果、セルロソーム及び/又はセルロース分解酵素を大量に生産することが可能になる。
また、本発明のセルロース分解酵素生産方法は、菌増殖や菌体内代謝を維持できるので、培養液中の残存しているセロオリゴ糖などのオリゴ糖類、グルコースなどの単糖類を消費させ続けることができる。したがって、セルロソーム及び/又はセルロース分解酵素の生産性を維持できるだけでなく、代謝活動の副産物として生産される有機酸やエタノールなどの低分子の生産性を向上させることが可能である。その場合、低分子化合物は培養液から回収することが可能である。
- 特許公報
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