出張者

JIRCAS理事長らの小麦・気候変動国際会議への参加

国名
タイ

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2012年4月、JIRCASが関係する2つの国際会議がバンコクで開催されました。 「アジアにおける小麦生産性向上に関する地域諮問会議(Regional Consultation on Improving Wheat Productivity in Asia)」(4月26?27日、主催:JIRCAS、FAO、APAARI、CIMMYT、ICARD)は、アジアにおける小麦の生産性向上に関する情報交換と同地域の小麦生産性向上のためのロードマップづくりを目的としたもので、アジアの小麦生産国、国際研究機関、企業、NGOの代表55名が参加しました。共催機関の一つであるJIRCASからは、岩永勝理事長が参加し、「世界の穀物貿易で最大の取引量を持ち、多様な食品に加工される小麦は、作物の潜在的な生産力と農家における生産力の差である収量ギャップが大きく、気候変動や病害の影響を受けやすいという特徴を持つ。このため、小麦は研究開発による収量向上の余地が大きく、アジアにおける小麦研究を強化する必要がある。」という開会挨拶を行いました。 「アジアにおける気候変動に対応した農業ワークショップ(Workshop on Climate Smart Agriculture in Asia: Research and Development Priorities)」(4月11?12日、主催:APAARI、CGIAR、WMO)は、気候変動が農業に与える影響に関する最新の知見や気候変動に対応した農業技術に関するレビューと研究開発の重点項目に関する議論を目的としたもので、東南アジア、南アジアの農業研究機関や国際研究機関の気候変動関係研究者など多数が参加しました。JIRCASからは、川島知之プログラムディレクターが参加し、気候変動対応プロジェクトなど、JIRCASにおける気候変動対策への取り組みを紹介しました。

  • 開会挨拶を行う岩永理事長 開会挨拶を行う岩永理事長
  • JIRCASの気候変動への取り組みを紹介する川島PD JIRCASの気候変動への取り組みを紹介する川島PD

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