ラオス人民民主共和国(ラオスじんみんみんしゅきょうわこく、ラオ語: ສາທາລະນະລັດ ປະຊາທິປະໄຕ ປະຊາຊົນລາວ)、通称ラオスは、東南アジアのインドシナ半島に位置する共和制国家。ASEAN加盟国、通貨はキープ、人口約691万人、首都はヴィエンチャン。 ASEAN加盟10か国中唯一の内陸国。面積は日本の約63%に相当し、国土の約70%は高原や山岳地帯である。北は中国、東はベトナム、南はカンボジア、タイ、西はミャンマーと国境を接する。

(DBpediaより引用)

関連するJIRCASの動き

ラオス人民民主共和国首相府ペット・ポムピパック長官ご一行の国際農研訪問

7月11日に、ラオス人民民主共和国の首相府長官ペット・ポムピパック氏が、ヴォンダラー長官夫人、ブンデット・スータヴィライ長官秘書官、リンカム・ドゥアンサワン首相府研究総合局長とともに、国際農研を訪問されました。

ラオスにおいて、高付加価値化プログラム4プロジェクトのキックオフワークショップを開催

高付加価値化プログラム(プログラムC)は第4期中長期計画においてラオスで実施する4プロジェクト(「フードバリューチェーン」「農山村資源活用」「価値化林業」「熱帯水産資源」)のキックオフワークショップを2016年10月27日に首都ビエンチャン市で開催しました(会場:Lao Plaza Hotel)。

関連する現地の動き

刊行物

Potential and Efficiency of Underused Agricultural and Fishery Resources in Laos

Shinsuke Morioka, Katsumi Hasada, Japan International Research Center for Agricultural Sciences, National Agriculture and Forestry Research Institute (NAFRI), National University of Laos (NUoL), Vientiane, Lao P.D.R., JIRCAS working report90

jircas_working_report90-_-.pdf5.52 MB

広報JIRCAS(2)

国立研究開発法人国際農林水産業研究センター, 広報JIRCAS2

jircas_2.pdf6.51 MB

ネパールとラオスの農業と林業の特性

大角泰夫, 花田俊雄, 持田作, 国際農林水産業研究センター研究資料6 1122

researchdoc6-_1-122.pdf31.58 MB

熱帯農業研究に期待するもの

大高 俊昭, 熱帯農研集報25 710

関連するイベント・シンポジウム

出張報告書

研究成果情報

  • アメリカミズアブ幼⾍はキノボリウオの飼料タンパク質源として有効である(2019)

    果実残渣等を用いて簡易に生産できるアメリカミズアブ幼虫をタンパク源として調製した餌は、ラオスの主要な養殖対象魚であるキノボリウオにおけるタンパク質同化効率が従来の魚粉飼料よりも優れ、タンパク質含量が少ない飼料でも高成長が期待できる。

  • ラオスの重要な⾷⽤⿂パケオの資源保全に資する⽣態的情報(2019)

    ラオスの重要な漁業資源であるパケオ Clupeichthys aesarnensis はニシン科の小魚で、乾物や発酵食品の主要な原料であるが、主な漁場では乱獲による漁獲量の減少が強く懸念されている。本種は周年産卵することから、適切な資源管理を行うには禁漁期ではなく禁漁区の設定が有効である。

  • 養魚ため池の貯留水を雨季水稲と乾季畑作に利用することで収益増が期待される(2018)

    ラオス中部の中山間農村では、養魚用ため池の貯留水の活用により、雨季初期に水が不足する圃場の初期灌漑と乾季には畑作を行うための補給灌漑が可能になる。養魚に必要な最低水量を維持することで、ため池を養魚と灌漑に併用できる。また4月上旬に貯留水を抜く慣行法よりも、乾季畑作の灌漑に合わせて2月に水を抜く方が利益の増加が見込まれる。

  • 穂ばらみ期の地上分光計測データから収穫前にコメの収量が予測できる(2018)

    穂ばらみ期の水稲群落上で分光計測を行うことで、収穫1カ月前に収量を予測することが可能である。さらに早い生育ステージ(幼穂形成期)でも低い精度で収量を予測できるが、開花後の成熟期に入ると予測は困難になる。収量の推定には、分光データのうち窒素とバイオマスに関連したレッドエッジ(700–760 nm)と近赤外(810–820 nm)の波長が重要である。

  • キノボリウオの水田養魚は種苗の低密度放流により無給餌でも成立する(2018)

    ラオス山村域では、農民の動物タンパク質摂取不足を改善するために養魚振興が求められている。山村域の小規模農家が実施可能な水田養魚において、在来種であるキノボリウオを用いた場合、養魚種苗の低密度放流により無給餌でも高水準の生産性が見込まれ、さらに給餌することで生産性は向上する。

  • ラオス在来テナガエビMacrobrachium yuiの浮遊幼生飼育技術の開発(2017)

    ラオス在来テナガエビMacrobrachium yuiの浮遊幼生は、孵化後から着底するまでは塩分3.5 pptの人工海水で飼育し、その後1週間を1.7 pptで馴致飼育した後に淡水飼育を開始することが好適条件である。この方法を用いることで浮遊幼生の70%以上が稚エビまで成長する。

  • インドシナ半島の発酵型米麺のタンパク質分解と特徴的なテクスチャの関連性(2016)

    インドシナ半島で生産、消費される発酵型米麺では、原料米のコメ貯蔵タンパク質の一部が選択的に分解を受けることで、伸展性に優れたテクスチャとなる。発酵させない場合、麺のゲルの破断点となる構造がタンパク質により形成されるため、伸展性に乏しい。

  • ラオスの重要な食用魚パ・コーの生態的情報に基づく資源保全管理(2016)

    西アジアから東南アジア一帯に広く分布し、ラオスにおける重要な食用魚であるタイワンドジョウ科Channa striata(現地名パ・コー)は、近年小型化や資源の減少が危惧されており、資源管理が必要である。本種は体長20 cm以上で性成熟し、4月前後に卵巣が成熟することから、この時期に体長20 cm(2歳)以上の個体を漁獲規制することが資源保全に効果的である。

  • アセアン国別食料需給モデル作成・運用マニュアルによる成果の普及(2016)

    アセアン加盟各国を対象として食料生産・消費の中期予測を行うための非均衡モデルを作成・運用するためのマニュアルを作成し広く公表する。マニュアルは、モデルの作成法を基礎的な計量経済学の概念と共に示し、モデルの理解・作成・運用に寄与する。

  • ラオス中部の田越し灌漑水田では水不足による移植の遅れが水稲減収をもたらす(2015)

    ラオス中部の中山間地農村において、田越し灌漑水田の雨季水稲の減収は、主に水不足による移植時期の遅れにより生じている。収量低下を回避するためには、早期の田面湛水を促し、7月中に移植することが望ましい。

  • ラオス中部の薪利用は、特定の樹種の資源の減少に影響している。(2015)

    ラオス中部の調査対象村の主要な燃料は薪であり、消費量は一世帯当たり年間約1.94トンに達する。また、消費量を村全体で見ると約272トン/年に上り、森林面積に換算すると約16haに相当する。農家は薪として2種類の樹種を好んで採取しており、これらの樹種の減少の原因となっている。

  • ラオスの焼畑二次林の有用樹種を含む樹木データベース(2015)

    樹木図鑑の整備が遅れているラオスにおいて、焼畑二次林に出現する樹木のさく葉標本を閲覧できるよう整備し、各樹木の特徴、用途、高解像度のさく葉標本画像などを収録したラオス語で検索が可能な樹木データベースを基盤情報として構築する。

  • ラオスにおける多様な非木材林産物は農家経済にとって高い有益性を持つ(2014)

    ラオス中山間地域では森林から400種類を越える多種多様な非木材林産物が採集されている。その9割が自家消費であり、中でもキノコ類は周年的に採集されており、安定した食料となっている。また、ホウキグサなどの繊維部門の産品は地域住民の大きな現金収入源である。

  • 生態的特性に基づく小河川での小型コイ科魚類個体群の保全管理(2014)

    インドシナに広く分布する小型のコイ科魚類Rasbora rubrodorsalisは、ラオス中山間農村の重要な食料タンパク源である。本種は短命で、年に複数回世代交代しながら、周年繁殖している。こうした生態的特性に基づき、本種の個体群保全には、季節的な漁獲規制より、上流域の周年的禁漁区の設定が有効である。

  • タイ、ラオスの淡水魚発酵調味料の品質に影響する塩分濃度と発酵期間の重要性(2014)

    タイ、ラオスに共通する淡水魚発酵調味料の塩分濃度、pH、乳酸含量には地域性がある。製品中の主要乳酸菌種は、塩分が10%より高い製品では耐塩性乳酸菌、それより低い製品では乳酸桿菌となる。主に乳酸桿菌を含む製品で乳酸含量が高い傾向が見られる。うま味成分のグルタミン酸含量は発酵の経過に伴い増加する。

  • ラオス産小型魚類2種のDNAマーカーによる遺伝的多様性・集団構造評価(2013)

    ラオスの遠隔農村部で重要な食料資源となっている小型在来魚類Esomus metallicus(コイ科)とParambassis siamensis(タカサゴイシモチ科)のDNAマーカーが開発され、これにより、ビエンチャン市周辺及びナムグム川西岸における当該2種の遺伝的多様性を評価できる。さらに、集団構造解析による地域的特異性の評価を通じ、集団間の遺伝的交流実態を推量できる。

  • ラオスの農家在来技術である強酸性土壌でのコウモリ糞の植え穴施用の作用(2013)

    ラオスの強酸性水田土壌での水稲跡畑作物栽培ではアルミニウム害が問題となるが、農家在来技術であるコウモリ糞の植え穴施用は、土壌の交換性アルミニウムを低下させて畑作物に対するアルミニウム害を軽減し、初期生育を促進する。また、カルシウムやマグネシウム等の交換性陽イオンや有効態リンなどを富化し、養分溶脱の進んだ土壌の改善に寄与する。

  • ラオスにおける在来テナガエビMacrobrachium yuiの遺伝的多様性(2012)

    テナガエビの遺伝的集団構造解析を行ったところ、本種は集団間で遺伝的に分化しており、河川間で遺伝的交流は見られない。ラオス北東部に生息する集団は集団サイズ及び遺伝的多様度ともに低下しており、各地域集団の遺伝的特性に適した資源回復手法が必要とされる。

  • 気候変動下の蒸発散量の変化がメコン川下流域のコメ市場に与える影響と生産余力(2011)

    メコン川下流域を対象とする気候変動の影響の分析が可能なコメの需給モデルを用いて、気候変動が、メコンデルタ地域のコメ生産量を減少させることを示し、また、灌漑開発計画とモデルで推定された作付面積の比較により、メコン川下流域4カ国各県各地域の生産余力を示した。

  • ラオスにおけるテナガエビの生活史特性に基づいた資源管理手法(2011)

    ルアンプラバン県におけるテナガエビMacrobrachium yuiの生活史に関する野外調査の結果、雌は洞窟河川へ遡上し、その内部で主に7月から8月にかけて繁殖するとみられる。その生態的特性に基づき現地住民及び行政とともにテナガエビ漁の禁漁期を設定し資源管理を実施する。

  • インドシナ半島地域における肉用牛飼養標準と飼料資源データベース(2010)

    インドシナ半島熱帯地域に特有な在来種及びブラーマン種肉用牛のエネルギー及びタンパク質要求量に基づいた肉用牛飼養標準と、同地域固有の飼料資源の一般成分及び栄養価を収載した飼料資源データベースである。飼料設計を支援するためのソフトウェアが添付されている。

  • 養殖対象として有望なラオス在来コイ科魚類Hypsibarbus malcolmiの種苗生産および成長(2010)

    Hypsibarbus malcolmiは、孵化後2日目(2日令)には親由来の栄養である卵黄の吸収完了と同時に、人為的に培養した小型動物プランクトン(淡水産ワムシBrachionus angularis)を摂餌し、体長10 mm強となる孵化19日後には主な器官が完成し稚魚となる。共食いせず、活発に摂餌することから種苗生産期間の生残率も高く(>90%)、養殖対象種として有望である。

  • 大メコン圏における経済統合が農業に与える影響評価と貧困解消を実現するための政策提言(2009)

    大メコン圏の国境周辺地域の比較事例研究を通じて、農業分野の経済統合が、産地形成の進展、雇用機会の増大等により貧困解消に寄与している一方、競争激化により作目転換等を強いられている地域が存在し、激変緩和のための関係国間の政策調整が必要である。

  • 初期生活史特性に基づくラオス在来テナガエビMacrobrachium yuiの種苗生産技術(2008)

    ラオス北部に生息し、零細農民の貴重な現金収入源である陸封型テナガエビM. yui種苗生産技術を開発した。本種は両側回遊型テナガエビ同様、浮遊幼生期を有し、孵化から浮遊幼生期まで洞窟河川内で過ごす。浮遊幼生を3.5 pptに調整した人工海水で飼育することにより、その多くを着底に至るまで成長させ、さらに着底後、直ちに淡水飼育に切り替えることで飼育可能である。

  • ラオスにおける淡水在来魚キノボリウオ亜科2種の集約的種苗生産(2008)

    仔魚の初期餌料として有効な淡水産ワムシBrachionus sp.)の大量培養技術を導入することにより、ラオスにおいて需要の高いキノボリウオ亜科魚類のキノボリウオ(Anabas testudineus)およびスネークスキングラミーTrichogaster pectoralis)の集約的種苗生産が可能となる。また、キノボリウオの仔稚魚期に頻発する共食いを軽減するには、大型・小型個体の選別および給餌管理が有効である。

  • アジア開発途上地域の農業技術開発目標の重要度(2006)

    アジア開発途上地域の農業研究者、普及職員及び農家の間には、農業技術の開発目標の重要度や、技術開発目標の達成により期待される効果の認識に差がある。特に農業経営・技術普及に関する研究については、貧困解消への寄与が農家から期待されており、この分野の研究成果を農業技術政策へ反映させる努力が、研究開発への信頼醸成のために重要である。

  • 衛星データの時系列解析による耕作-休閑サイクルの同定と植生回復力の推定(2005)

    衛星データを用いた植生被覆の時系列解析による耕作-休閑サイクルの同定と植生指数の組み合わせによって、ラオス北部などの焼き畑地帯の植生の回復力が推定できる。