ブルキナファソ(Burkina Faso)は、西アフリカに位置する共和制国家。北にマリ、東にニジェール、南東にベナン、トーゴ、南にガーナ、南西にコートジボワールと国境を接する内陸国である。首都はワガドゥグー。 第二次世界大戦後、1960年にオートボルタ(Haute-Volta, 上ボルタ)共和国として独立した。独立後、フランスから離れて非同盟路線を歩み、東側諸国と友好関係を築いたが、1987年以降はフランスとの関係を最重視している。現在の国名ブルキナファソは1984年に旧来の国名のオートボルタから改称された。
(DBpediaより引用)関連するJIRCASの動き
ブルキナファソで肥料製造実証プラントの引き渡し式を開催
2019年10月24日、SATREPSプロジェクト「ブルキナファソ産リン鉱石を用いた施肥栽培促進モデル構築」での肥料製造のための実証プラントがカウンターパート機関である環境農業研究所(INERA)に設置されたことを記念する引き渡し式がワガドゥグ市内で開催されました。
関連する現地の動き
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Pick Up
10. 新型コロナウイルス・パンデミック ― 中央サヘル地域における人道・食料危機:ブルキナファソのケース
2020年4月2日、国連世界食糧計画(WFP)は、アフリカのブルキナファソ・マリ・ニジェールを中心とする中央サヘル地域の食料不安が「制御不能になりつつある」と強い懸念を表明しました。中でもブルキナファソは、人間開発指数で189か国中182番目にランクする最貧国ですが、近年度重なる干ばつと過激派の活動により、国内避難民が急激に増加する一方、全国のヘルスセンターが閉鎖され、医療制度が弱体化しています。この度の新型コロナウイルス感染症(COVID-19) 対応により、学校閉鎖によって給食が唯一の栄養源だった児童への影響が懸念され、さらに移動制限によって物流が滞り外部からの援助も受けられなくなる可能性があります。WFPは、今年6月までに食料安全保障の危機に直面する人口が、昨年同時期の3倍に達しうると予測し、国際社会に支援の必要性を訴えました。
刊行物
JIRCAS Newsletter(89)
Japan International Research Center for Agricultural Sciences, JIRCAS Newsletter89
jircas_newsletter-88_-.pdf2.95 MB
JIRCASニュース(89)
国立研究開発法人国際農林水産業研究センター, JIRCASニュース89
jircas_news-89_-.pdf3.4 MB
広報JIRCAS (5)
国立研究開発法人 国際農林水産業研究センター, 広報JIRCAS5
jircas5-_-.pdf3.62 MB
JIRCASニュース(87)
国立研究開発法人国際農林水産業研究センター, JIRCASニュース87
jircas_news-87_-.pdf2.98 MB
JIRCAS Newsletter(87)
Japan International Research Center for Agricultural Sciences, JIRCAS Newsletter87
jircas_newsletter-87_-.pdf2.38 MB
関連するイベント・シンポジウム
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場所
ブルキナファソ・ワガドウグ
出張報告書
報告書番号 | 出張年月 | 国名 | 出張目的 | 関連プログラム |
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H31-0505 | 2020年02月 - 2020年03月 | ブルキナファソ | 現地試験におけるデータの受領と確認・現地研究担当者と打合せ | 資源・環境管理 |
H31-0504 | 2020年02月 - 2020年03月 | ブルキナファソ | 次年度計画打合せ、他 | 資源・環境管理 |
H31-0489 | 2020年02月 - 2020年03月 | ブルキナファソ, モザンビーク | 1.ソルガムストーバーサイレージの発酵分析(ブルキナファソ)、2.乳酸菌の選抜試験(モザンビーク) | 資源・環境管理, 農産物安定生産 |
H31-0485 | 2020年02月 - 2020年03月 | ブルキナファソ | ・地中レーダーを用いた調査及び技術移転、・圃場試験データ回収、・植物サンプルの輸入 | 資源・環境管理 |
H31-0479 | 2020年02月 - 2020年03月 | ブルキナファソ | 1.開発した技術評価ツールの説明と利用法の検討、2.これまでの成果の確認と次の計画の検討 | 資源・環境管理 |
研究成果情報
- ⼟壌改良資材のナノ加⼯による施⽤効果の向上(2019)
石灰をナノ加工することで、土壌下方への移動が容易になる。リン鉱石をナノ加工し、酸性土壌にヘクタールあたり1,000 kg施用することによって、土壌酸度が矯正されるとともに、植物体にリンが吸収され、植物の生育が良くなる。
- アフリカ産低品位リン鉱⽯は炭酸カリウム添加焼成により肥料化できる(2019)
アフリカ産低品位リン鉱石の肥料化においてアルカリを加えた焼成処理が有効であるが、炭酸ナトリウムに代えて炭酸カリウムを添加することで土壌中のナトリウム集積を回避でき、肥料化が可能である。炭酸カリウム添加焼成物の施用効果は、市販の肥料である重過リン酸石灰と同等である。
- スーダンサバンナでは地中レーダーで鉄石固結層の出現深度を測定できる(2018)
地中レーダーで鉄石固結層の出現深度を精度良く測定できることを世界で初めて明らかにした。スーダンサバンナでは鉄石固結層の出現深度で土壌型や土地生産力を推定できるため、今後地中レーダーで簡単・迅速に土壌型および土地生産力の評価が可能になる。
- スーダンサバンナでは間作を除いた保全農業で十分土壌侵食を抑制できる(2018)
スーダンサバンナでは最小耕起と作物残渣マルチの2要素からなる保全農業で土壌侵食を抑制でき、「マメ科作物との間作」という要素を加えても更なる土壌侵食抑制効果は得られない。