雲南省におけるいもち病菌の病原性及び品種抵抗性の検定

Tropical agriculture research series : proceedings of a symposium on tropical agriculture researches
ISSN 03889386
NII recode ID (NCID) AA00870529
Full text
1983年~1986年の聞に日本判別品種を用いて雲南省の籼稲区,籼梗交叉区,梗稲区及び昆明検定圃場から採集したいもち病菌278菌株について検定を行った結果,それらは52病菌レースに分類きれ,レースの構成が多様であった。3稲区のいもち病菌レース構成にはそれぞれの特徴があった。いもち病菌の病原性と品種の抵抗性との関係を見ると抵抗性遺伝子Pi-ks,Pi-a,Pi-i,Pi-k,Pi-ta,Pi-t等は3稲区から採集したレースに対してほとんど投に立たない。Pi-z,Pi-tasPi-zt,Pi-b等の遺伝子は粳稲区及ひ籼梗交錯区のレースに対しては抵抗性を示したが籼梗交錯区にはPi-zt,Pi-bを侵すレースが多い。昆明検定圃場において雲南品種と日本品種計589について検定した結果雲南陸稲は強い抵抗性を示した。昆明検定園場のいもち病菌株の病原性と品種の感染率の聞に高い相関があった(葉いもちγ=0.941;穂いもちγ=0.844)。雲南稲区は自然条件が多様で遺伝資源に恵まれているが,いもち病菌系も複雑である。したがって雲南に適応するいもち病検定体系を確立していもち病菌レースの病原性及び品種の抵抗性を解明するのが
今後の重要な課題である。
中日両国から提供きれた稲品種資源を材料に水稲の耐冷耐病多収品種の育成に関する共同研究を行っている。
この研究はいもち病サブグループによって行われたもので,昆明検定圃場において品種のいもち病に対する抵抗性を検定し同時に日本判別品種を用いて昆明検定圃場及び雲南省各地から採集したいもち病菌の病原性検定していもち病菌の病原性と品種の抵抗性との関係について研究を行った。本文は1983~1986年4年間の研究結果である。
Date of issued
Creator 王永華その他
Publisher Japan International Research Center for Agricultural Sciences
Volume 21
spage 162
epage 167
Language jpn

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