JIRCASメールマガジン (6)

JIRCAS Mail Magazine (Japanese)

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【国際農林水産業研究センター メールマガジン 第6号】
(2013年 12月号)
発行:国際農林水産業研究センター
https://www.jircas.affrc.go.jp/index.sjis.html
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■最新のトピックス
●熱帯アジアの稲の収量を増加する遺伝子を発見 「DNAマーカー育種によりインド型品種の増収が可能に」 ・大きな穂を持つインドネシアの在来イネから、熱帯イネ品種の収量を13-36% 増加させる遺伝子(SPIKE)を世界で初めて明らかにしました。 ・この遺伝子を識別できるDNAマーカーを用いた効率的な選抜で、交配育種によ りインド型品種の収量性を向上させることができます。 ・東南・南アジアなどインド型品種を栽培している熱帯の開発途上地域での食料 安定供給に貢献することが期待されます。
https://www.jircas.affrc.go.jp/press/2013/press12.html
●JIRCAS国際シンポジウム2013を開催しました 主催者を代表し、岩永勝JIRCAS理事長より持続可能な農林水産技術開発に対し て、我が国の優れた技術を活用していく必要性が述べられ、本シンポジウムをこ れからの方向性を話合う機会としたい旨の挨拶がありました。その後、来賓の農 林水産技術会議事務局の雨宮宏司局長より、アジア地域の農林水産業に貢献する ための国内外の連携の必要性と、「攻めの農林水産業」という視点からの研究開 発の意義を強調する挨拶が行われました。また、国連大学の永田明シニア・プロ グラム・コーディネーターからは、本シンポジウムを通して、世界の農林水産 業・食品産業等の持続的な発展に貢献することへの期待が述べられました。
(過去のシンポジウムの詳細情報は、↓をご覧ください。)
http://jircas-d.job.affrc.go.jp/Ver-1/research-trend/jircas-symposium/
●タイ王国カセサート大学がJIRCASの研究協力に対して感謝状を贈呈 タイ王国カセサート大学は、JIRCASの長年にわたる複数の共同研究プロジェク トの推進、人的・学術的な研究支援及び、フェローシップ制度による人材育成等 に関して感謝するとともに、将来にわたりカセサート大学とJIRCASの関係がより 発展することを希望し、感謝状を贈呈しました。 授賞式は、2013年11月25日に、バンコクにて開催された「第1回 食料・エネ ルギー安全保障に向けた微生物利用技術に関する国際シンポジウム」の開催に先 立ち行われ、ました。カセサート大学の副学長から送られた感謝状及び記念品を 齋藤昌義プログラムディレクターがJIRCASを代表して受領しました。
https://www.jircas.affrc.go.jp/reports/r20131125.html
●JIRCASの研究協力に対しタイ王国キングモンクット工科大学トンブリ校が感謝 状を贈呈 JIRCASは、東南アジアバイオマス利活用技術に関して2002年から現在までの11 年間にわたり、タイ王国キングモンクット工科大学トンブリ校と、微生物・酵素 利用技術の開発を目指した共同研究プロジェクトを実施してきました。この間、 学術的、産業利用的にいくつかの顕著な研究成果が得られました。主要成果とし ては、タイ王国でリグノセルロース高分解能を有する新しい好熱嫌気性微生物を 発見し、学術的に高い評価を得ています。また、リグノセルロース分解に必要な コストの低減に繋がる画期的な分解システムを共同で開発し、実用化へ向け我が 国及びタイ王国の民間企業から注目されています。これら成果の一部はJIRCASと 共同特許出願も行っています。
https://www.jircas.affrc.go.jp/reports/r20131129.html
●GRiSP DirectorのBas Bouman氏がJIRCAS本所を来訪 12月9日(月)に、Dr. Bas Bouman (GRiSP Director)がJIRCAS(つくば本所)を 来訪されました。この機会に、JIRCAS国際セミナー"Situation of GRiSP and implication to Japan"を開催し、JIRCASや他の研究機関のイネ研究者を交え、 GRiSPについての意見交換を行いました。 https://www.jircas.affrc.go.jp/reports/r20131209.html
★JIRCAS最新の動きはココをクリック↓ https://www.jircas.affrc.go.jp/reports/reports_index.html
■各種イベント、セミナー情報
●第13回 帰国報告会を開催します。
(農業に関係する研究者の皆様のご参加をお待ちしております。)
日 時:平成25年12月24日(火)9:30~11:00
場 所:国際農林水産業研究センター研究本館 (2階 国際会議室)
報告者、演題及び概要
川島 知之 国際農林水産業研究センター プログラムディレクター (資源環境管理)
演 題:東南アジアにおける畜産革命について
後藤 慎吉 国際農林水産業研究センター 熱帯・島嶼研究拠点
演 題:フィリピン・ネグロス島北部における浅層地下水の硝酸態窒素汚染と その軽減対策について
第13回 帰国報告会
■JIRCAS情報収集・提供ウェブサイトのご案内
http://jircas-d.job.affrc.go.jp/Ver-1/
JIRCASの主要な業務として、1.開発途上地域の農林水産業に関する技術上の試験 及び研究、調査などとともに、2.開発途上国における農林水産業に関する内外の 資料の収集、整理及び提供、が法律に規定されています。2の業務は、JIRCASが 開発途上地域の農林水産業研究分野の中核機関として、国内外の研究者や農林水 産業の技術開発や開発全般に携わる関係者に対して有用な情報を提供するという 重要な任務です。
■新しい技術や研究成果の紹介 【24年度成果情報】
●DREB1C遺伝子の発現による陸稲ネリカの乾燥抵抗性の向上 シロイヌナズナ由来の転写因子DREB1Cを発現させた陸稲ネリカ(NERICA1) は、乾燥条件下における生存性、地上乾物重、穎花数および稔実数が向上。 https://www.jircas.affrc.go.jp/kankoubutsu/seika/seika2012/2012-11.html
●レーザー距離計を用いた土水路の動水勾配の計測方法 開発途上国の水田地帯は土水路が多いことから、土水路の機能を評価するため に必要な動水勾配についてレーザー距離計を用いることにより簡易に測定するこ とができます。 https://www.jircas.affrc.go.jp/kankoubutsu/seika/seika2012/2012-12html

■編集後記
師走に入り、何かと慌ただしい日々をお過ごしのことと存じます。お体を十分 ご自愛ください。広報科は次年度の一般公開の準備に入ります。皆様に満足して いただけるような展示を目指して準備を進めたいと考えているところです。
■バックナンバー https://www.jircas.affrc.go.jp/kankoubutsu/mailmaga/mailmaga_index.html
■配信登録 etc
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【編集発行】
国際農林水産業研究センター(JIRCAS) 企画調整部 情報広報室 広報科
〒305-8686 茨城県つくば市大わし1-1 電話:029-838-6707

Date of issued
Creator 国立研究開発法人国際農林水産業研究センター
Publisher 国立研究開発法人国際農林水産業研究センター
Available Online
NII resource type vocabulary Article
Issue 6
Language jpn

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