BNI International Symposium

関連プログラム
資源・環境管理

BNI(Biological Nitrification Inhibition:生物的硝化抑制)とは、植物が根から硝化を抑制する物質を分泌して、土壌中の硝化のスピードを抑えることを言います。BNIは、世界の農業システムでの窒素循環に関わる諸問題、例えば施肥窒素利用効率の低下や、水圏や気圏の環境問題の解決策の一つとして大きな可能性をもっています。国際農林水産業研究センター(JIRCAS)は、1990年代後半からBNI研究に取り組んでいます。現在は、JIRCASと国際農業研究協議グループ(CGIAR)の各機関との共同研究中です。

今回のシンポジウムでは、JIRCASと上記CGIAR機関の研究者に、BNIに関わる海外ならびに国内の研究者も加わり、BNIの深い理解と新たな展開を図ることを目的に講演会を開催します。窒素循環や農業環境等の関連する研究に携わる方々にも参加いただき、BNIの有用性について幅広く議論し、新たな国内外の研究ネットワークを構築する機会にしたいと思っています。奮ってご参加下さい。

Biological Nitrification Inhibition (BNI) - Potential impacts on nitrogen-cycling in global agricultural systems image1
Biological Nitrification Inhibition (BNI) - Potential impacts on nitrogen-cycling in global agricultural systems image1
 
主催

国際農研

開催日
場所

つくば国際会議場(エポカルつくば)中ホール200

プログラム
基調講演

BNIテクノロジーとその可能性

セッション1

地球環境への施肥窒素のインパクト 3題

セッション2

自然生態系でのBNI 4題

セッション3

BNI解析のための方法 3題

セッション4

農業生産におけるBNI活用に向けた挑戦 4題

受付期間
時間

10:00~18:00

使用言語

英語(通訳はありません)

形式

完全オープン、参加費無料

申し込み方法

事前申し込みは不要です。当日、参加受付をお願いします。

開催報告

BNI国際シンポジウム「BNI(生物的硝化抑制)—世界の農業システムの窒素循環に対する潜在的インパクト」を開催

ポスター
ファイル
添付 サイズ
BNI_intlsymp_2nd_2016.pdf1.03 MB 1.03 MB
問い合わせ先

国際農研 BNI国際シンポジウム準備室

  • 電話
    029-838-6356
  • Email
    BNI_symposium@ml.affrc.go.jp

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