国立研究開発法人 国際農林水産業研究センター | JIRCAS

FAOによる水産増養殖プロジェクトの現状と展望

国際農林水産業研究センター研究会報告集
ISSN
13406094
書誌レコードID(総合目録DB)
AN10446728
本文フルテキスト
FAOに4ヶ年(199か-1993)在籍L,水産増養殖分野の国際研究行政を担当したので,FAOの組織,水産増養殖分野の主なプロジェクトについて次の項目に沿って紹介する。また,新設されたJIRCASの水産分野の国際共同研究推進について私見を述べる。
1. FAOの主たる活動
1) FAOの構造と機能
・国連最大の専門機関・技術援助(WFPとの機能分離)プロジェクト事務所一各国事務所一地域事務所・経常予算・特別機関・プロジェクト共通費・実行機関と協力機関・他国連専門機関との連携
2) FAO水産局(FI)の構造と機能
・ FIID, FIDX, FIDI, FIPP, FIPL, FIDO, FIIN, FIRM, FIRI,
・総予算30億円/年・プロジェクト数1日~ 240
3)特別基金
・ JPN, AIDAB, CIDA, IDRC, DANIDA, FINNIDA, NORAD, GTZ, ODA,SIDA, USAID, CEC
・各種Fund (Kuwait, Sand, OPEC, ARAB)
・各種Bank (AFDB,ADB, CDB, IOB, WB)
4)主たる水産増養殖プロジェクト
・93年6月現在水産プロジェクト127中27
・NACA, EIFAC, IPFC
・南太平洋増養殖
・インド沿岸養殖
・地中海増養殖(MEDLAP)
・ラテンアメリカ増養殖(AQUILA)
・アフリカ中南部増養殖(ALCOM)
・ベンガル湾漁業開発(BOBP)
・各国増養殖(IRA/UTF,その他多数)
5)水産増養殖関連諸活動
・UNDP, WHO
・GESAMP
・O. I. E, Codex alimentarius
・ ICLARM, ATI
・ INFOFISH
6) FAO活動の問題点
・UNDPとの関係
・Inter-G Organizationsとの関係
・JICA等二国間援助との関係
・CGIAR等NGOsとの関係
・内部問題(技術レベル, 高コスト, 低能率, 無責在体制, etc)
・被援助国側の問題(プロジェクト企画, 立案, 運営能力, etc)
2. FAOでの活動を通じて
1 )地球的環境問題と増養殖
2)持続的養殖システム
3)広域回遊性魚類増殖
・所有権・餌生物資・自然生態・生物的多様性
4)データ, 情報
5)各種組織との重複, 競合
6)FAOの必要性
3. 新研究所, 研究部に望むもの
1 )新たな視点の確立
2)データ, 情報, Networkの確立
3)研究行政改革の尖兵
4)行政研究の国際化

刊行年月1995-04-01
作成者松里寿彦
公開者農林水産省国際農林水産業研究センター
データ作成日1995-04-01
資源タイプConference Paper
4
開始ページ7
終了ページ17
言語jpn