JIRCASメールマガジン(29)

JIRCASメールマガジン

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【国際農林水産業研究センター メールマガジン 第29号】
                  (2015年 12月号)
  発行:国際農林水産業研究センター(JIRCAS)
  http://www.jircas.affrc.go.jp/index.sjis.html
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■最新のトピックス
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[研究情報]
●長期の乾燥による葉の黄化防止に関わる遺伝子を発見
-干ばつ下での作物の黄化を改善する技術の開発に期待-
(12月14日ホームページ公表)

植物のストレス応答に関わる7つのNAC遺伝子が、長期の乾燥による植物の葉の黄
化を制御することを世界で初めて発見しました。
この遺伝子の活用により、干ばつ下での作物の黄化を改善する技術の開発が期待
されます。

http://www.jircas.affrc.go.jp/press/2015/press08.html?f=mg

[報告事項]
●生物資源・利用領域 小杉昭彦プロジェクトリーダーが、タイ王国キングモン
クット工科大学トンブリから名誉博士の称号を授与
(12月2日ホームページ公表)

これまで小杉プロジェクトリーダーが主導的に携わってきたJIRCASのアジアバイ
オマスプロジェクトを通じて、キングモンクット工科大学トンブリ(以下、
KMUTT)の学術的、技術的な地位向上、共同研究によるKMUTT教職員及び研究者、
さらにタイ国内の他大学や、マレーシア、インドネシアの研究者の人材育成に努
めてきたことが、KMUTT大学評議会において高く評価され、この度の同大学の名
誉学位の授与となったものです。

http://www.jircas.affrc.go.jp/reports/2015/r20151111.html?f=mg

●国際熱帯農業研究所の年次会議においてJIRCASの共同研究成果を発表
(12月4日ホームページ公表)

http://www.jircas.affrc.go.jp/reports/2015/r20151204.html?f=mg

●アフリカ稲作振興のための共同体(CARD:Coalition for African Rice
Development)第6回総会開催報告
(12月8日ホームページ公表)

CARDメンバー国であるサブサハラアフリカ(SSA)の21ヶ国、運営委員会(SC)
メンバー機関等開発パートナーの24機関、南々協力参加の5ヶ国、オブザーバー
参加のSSAの5ヶ国、並びに民間セクターパートナーの6団体から代表が参加し
て、CARD第6回総会と関連会議が開催されました。

http://www.jircas.affrc.go.jp/reports/2015/r20151208.html?f=mg

●アグリビジネス創出フェア2015/スマートコミュニティ東北への出展報告
(12月16日ホームページ公表)

http://www.jircas.affrc.go.jp/reports/2015/r20151216.html?f=mg

●タイ科学技術博覧会2015でJIRCASはじめ外国研究機関がタイ王国科学技術大臣
より表彰
(12月17日ホームページ公表)

JIRCASは、タイ王国で長年現地の研究機関と共同研究を行っており、それらの成
果を毎年この博覧会でのブース展示で公開しています。こうした活動に対し、11
月15日に行われた開会式典では、タイ王国Pichet科学技術大臣より、JIRCASをは
じめとする外国研究機関の展示ブース代表者にトロフィーが授与されました。

http://www.jircas.affrc.go.jp/reports/2015/r20151217.html?f=mg

●「アジア・太平洋地域における開発のための農業研究投資に関するハイレベル
政策対話」へ参加
(12月17日ホームページ公表)

JIRCASは、アジア・太平洋地域の農業研究機関等で構成されるアジア太平洋農業
研究機関協議会(APAARI)のメンバーとして、1990年のAPAARI設立当初から、積
極的にその活動に参画しています。
持続性のある開発のための農業研究・イノベーションに対する長期的な投資の重
要性を、各国の政策立案者や意思決定者に対して喚起することを目的として、
APAARIの主催により、「アジア・太平洋地域における開発のための農業研究投資
に関するハイレベル政策対話」が、2015年12月8日(火)~9日(水)の間、タイ
国バンコクで開催されました。

http://www.jircas.affrc.go.jp/reports/2015/r20151217_2.html?f=mg

●岩永勝理事長が、外務省主催の「科学技術外交推進会議」委員に委嘱され、岸
田文雄外務大臣と懇談
(12月18日ホームページ公表)

我が国外務省は、科学技術の各種分野における専門的な知見を外務省参与(外務
大臣科学技術顧問)の下に集め、我が国のトップ外交やハイレベル国際会議を含
む各種外交政策の企画・立案過程に活用するため、「科学技術外交アドバイザ
リー・ネットワーク」を構築することとしています。その一環として、JIRCAS岩
永勝理事長をはじめとする科学技術外交の関連分野での学識経験者17名が「科学
技術外交推進会議」委員に委嘱され、2015年12月16日に岸田文雄外務大臣と同分
野に関する懇談を行いました。

http://www.jircas.affrc.go.jp/reports/2015/r20151218.html?f=mg

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■新しい技術や研究成果の紹介
【国際農林水産業研究成果情報(平成26年度)】(7回目/全9回掲載)
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●ソルゴレオンはソルガムの重要な生物的硝化抑制物質の一つである

ソルゴレオンは、ソルガムが根から分泌する難水溶性の生物的硝化抑制物質で
す。ソルゴレオンの分泌量とソルガム根面の難水溶性物質画分の硝化抑制活性と
の間には高い相関があり、このことはソルゴレオンがこの画分の重要な硝化抑制
物質であることを示しています。
http://www.jircas.affrc.go.jp/kankoubutsu/seika/seika2014/2014_A07.html?f=mg

●インド型イネの遺伝的背景で広い窒素栄養濃度域で効率良く根を伸長させるQTL

インド型イネ品種IR64の遺伝的背景をもつ染色体挿入系統YTH183は根の伸長に関
する量的形質遺伝子座(QTL)qRL6.4-YP5を有します。qRL6.4-YP5をIR64の遺伝的
背景に導入した準同質遺伝子系統は、qRL6.4-YP5が導入されたことにより窒素栄
養濃度の変化に良く対応して総根長が大きくなります。
http://www.jircas.affrc.go.jp/kankoubutsu/seika/seika2014/2014_B07.html?f=mg

●マレーシア半島地区における林業種苗配布区域の設定手法

東南アジア熱帯雨林において林業用種苗の地域間移動に制限が設けられていませ
ん。そこで、マレー半島に分布する林業樹種の遺伝的変異のパターンを明らかに
し、科学的根拠に基づいた地域間の遺伝的な違いを考慮した林業種苗配布区域を
設定する手法を提示します。
http://www.jircas.affrc.go.jp/kankoubutsu/seika/seika2014/2014_C07.html?f=mg

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【編集発行】
 国際農林水産業研究センター(JIRCAS) 企画調整部 情報広報室 広報科
 〒305-8686 茨城県つくば市大わし1-1 電話:029-838-6707

刊行年月日
作成者 国立研究開発法人国際農林水産業研究センター
オンライン掲載日
国立情報学研究所メタデータ主題語彙集(資源タイプ) Article
29

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