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タイ科学技術博覧会2019で国際農研の研究成果を展示

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国名
タイ

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タイ科学技術博覧会は年に1回開催される、タイ国最大の科学技術展覧会です。今年は8月16日から25日の10日間、インパクト展示会議センターにて開催されました。日本国政府が取りまとめて出展している日本パビリオンには、①内閣府宇宙開発戦略推進事務局、②宇宙航空研究開発機構(JAXA)、③東京大学/アジア工科大学(UT&AIT)、④情報通信研究機構(NICT)、⑤科学技術振興機構(JST)、⑥国際農林水産業研究センター(JIRCAS)、⑦日ASEAN科学技術イノベーション共同研究拠点(JASTIP)バンコク研究連絡センター、⑧日本学術振興会(JSPS)、⑨理化学研究所(RIKEN)、⑩日本医療研究開発機構(AMED)が参加しました。

国際農研がバンコクに設けている東南アジア連絡拠点は、本博覧会に10年以上前から毎年参加しています。タイ国における国際農研の研究成果から、今年は特に二つのテーマを選んで展示しました。一つは、優良高級材としてタイで広く生産されているチーク材中に固定されているCO2量の推定法に関する研究成果、もう一つはタイの伝統的発酵食品であるカノムチン製造工程の科学的解明に関する研究成果です。17日の開会式典には、高等教育科学研究イノベーション省大臣代理(大臣首席顧問)が出席し、23日に行われた表彰式では、タイ国国立科学博物館の館長から、国際農研の貢献を表彰するトロフィーが贈られました。全体では百万人以上の来場者があり、タイ国における科学技術教育に貢献しました。

(文責 安藤象太郎)

JIRCAS booth with posters in Thai language

Awarding of trophy to participating organizations

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