有用エビ類の成熟制御技術開発に向けた実証試験の準備を行うため

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
H30-0214 2018年09月 - 2018年09月 タイ

成果の概要

本課題により、バナメイエビをはじめクルマエビ科に属する主要な養殖対象種の卵巣成熟を制御する技術を開発し、この技術を用いることにより、これまで一般的に行われてきた眼柄切除では20-30%に留まっていた成熟促進成功率を、80%以上にすることを目標とする。最終的に現場で容易に使用できるキットの製造を視野に入れ、幼生飼育技術と組み合わせて効率的な種苗生産技術を開発する。今回の出張においては、上述の目標を達成するため、商業ベースで運営されているふ化場を訪問し、平成31年度に掲げている実証試験の準備・協議を行った。そこで、まず訪問先におけるバナメイエビの交尾・産卵・孵化・幼生飼育の一連の過程について情報を受け、続いて現場で行う実証試験の一環として、試験用水槽の選定、給餌方法、ホルモン等の投与回数などを含め、実験詳細について打合せを行った。さらに、実証試験に必要とする機材等の整備をどう行うかを検討するため、現有設備を視察するとともに、データ収集及び組織サンプリング方法について、現地スタッフへの指導も行った。

タイ

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