サマーライス期における灌漑地区水利用観測及び2017年洪水実態調査

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
H29-0459 2018年02月 - 2018年03月 ミャンマー

成果の概要

気候変動対応プロジェクトの実施課題Ⅱ-3a「水リスクに対応した灌漑システム利用向上手法の開発」及び実施課題Ⅱ-1b「洪水リスクの特性解明及び対応策の検討」の研究推進のためにミャンマー連邦に出張した。
実施課題Ⅱ-3aについては、検討対象地区であるイエジン灌漑地区において、QHカーブ作成などの水位計の管理、サマーライス期の水文水利実態調査を行うとともに研究推進に関する意見交換を行った。水位計の管理に関しては、自記水位計設置地点において水位を流量に変換するQ-Hカーブの作成のための流量観測、自記水位計のデータ回収、2台の水位計の補修を行った。水文水利の実態調査については水管理に従事する職員への聞き取り調査及び灌漑用水路の一斉流量観測、水準測量を実施した。研究推進に関する意見交換に関しては、灌漑水利管理局のカウンターパートと今後の共同研究について意見交換を行い、回収した観測データを提供した。
実施課題Ⅱ-1bについては、2017年10月にネピドー連邦域などで発生した豪雨による水害(洪水被害)の実態調査を行った。具体的には、降水量、河川流量などの観測データを収集するとともに、関係者に洪水の状況、洪水時及び洪水後に行った対応策について聞き取り調査を行った。

ミャンマー

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