1)森林生態系の炭素収支解明および省力化手法の開発、2)森林の炭素蓄積能力及び林産物収穫許容量の評価、3)熱帯林の断片化がフタバガキ科樹木の雑種化に与える影響の解明

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
H27-0482 2016年01月 - 2016年03月 タイ, ラオス, マレーシア

成果の概要

1)森林観測
Nakhon Ratchasima県の王室森林局Sakaerat造林研究ステーションでおこなっている生産量調査地内において、粗大有機物量に関して調査をおこなった。8年生の林分では粗大有機物量はほとんど確認されなかった。
2)持続的林業
成果の取りまとめとして、タイ国内でセミナーを開催し、現地の研究者を対象としたセミナーを王室森林局で、森林を利用、所有している住民に対してはKanchanaburi県で2件おこなった。また、調査の方法、データ解析方法などについてカウンターパートに手法を伝えた。ラオスにおいてはチーク人工林で毎木調査をおこない、地位指数と面積当たりの現存量を推定した。
3)依頼出張
半島マレーシアにおいて、フタバガキ科サラノキ属の樹木の雑種の有無の調査をおこなった。Negri Sembilan州のAngsi森林保護区でおこなった調査では、雑種個体に関しては稚樹に関してのみ確認され、成木ではS. leprosulaでは114個体、S. curtisiiでは120個体確認したが、雑種個体を確認することができなかった。

タイ
ラオス
マレーシア

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